サイコパスゲーム
「気まぐれってあんた...いい加減にしなさいよね、

麗楽々ママにお詫びしなきゃならないんだから」

お母さんはそう言うと、思い出した様にこう言った。


「あれ?なんかあんた、帰ってくるの早くない?

学校はどーしたのよ?

しかも、その頭と顔...怪我でもしたの?」


ぎくりとする。


中学のときも、イジメが原因でお母さんたちを心配させてしまったのだ。

麗楽々からことを聞いた麗楽々ママが、お母さんに言いつけたのだ。


またイジメだ、なんて言ったら、

今度はただではいないだろう。

そうなると、めんどくさいことになる。

「学校は、気分が悪かったから早退したの。

怪我は、転んだだけだよ」


営業スマイルを作ってそう言うと、お母さんはそう?、と笑った。


どうやら、誤魔化せたようだ。

「疲れたから、部屋で寝るね」


あたしはそう言うと玄関を上がり、自室に入った。

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