サイコパスゲーム
「さ、邪魔者もいなくなったものだし、

早速始めようか」

「いやっ、やめてっ...?」

必死の抵抗だった。

上目遣いで甘い声。

好きな子から必死に懇願されたら、

やめてくれるのではないか、そう思ったのだ。


___甘かった。


大河先輩は更に顔を真っ赤にし、汗を垂らした。


そして、耳を疑うような一言を呟いたのだ。


「なにそれ、誘ってんの?」


ああ、だめだ。

この人には何も通じない。

なにをしても無駄なんだ。

逃げたいけど、足が動かない。


そうこうしているうちに、大河先輩の手があたしのシャツに伸びてきた。


ホックはいとも簡単に外される。


露わになったあたしの黄色いブラジャーを見て、大河先輩の吐息は気持ち悪いほど荒くなった。


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