サイコパスゲーム
助かった...。

どうなるかと思った。

でもまさかサグリが来てくれるなんて。

そんなこと、思ってもいなかった。

「サグリ...ありがと。サグリが来なかったら、今頃あたしは」

「無理に喋らなくていいよ。行こう」

サグリがあたしに肩を貸してくれた。

じんわりと目頭が熱くなる。

「うんっ...!」


あたしは力強く頷いて、サグリと共に歩き出したのだった。


___そんなあたしたちを___。

大河先輩は、恨めしそうな目で見つめていた____......。

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