サイコパスゲーム
身体の重心をゆっくりと前に倒す。


バイバイ...ごめんね、お母さん、お父さん。

バイバイ...麗楽々。


「死ぬんですか?」

後ろから突然聞こえた声に、肩が震えた。

ぐらりと身体が揺れ、前に倒れる。

「いやっ...!」

落ちる!


ガシッ


「ほら、やっぱり怖いんじゃないですか」


落ちた...と思ったのに、次にあたしが見たのは、屋上で腰を抜かしているあたしを覗く顔だった。


誰?

なんでここに人がいるの?

あたしがここに入ってきた時、ドアは閉めておいたはず。

人が入ってきたら分かるはずだし...。


「アナタは...誰?」

思い切って聞いてみた。

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