サイコパスゲーム
おかしい。

このゲームはきっとどこかが狂ってしまっている。

これはもう...ヘールに頼むしか...。


(ヘール!!!来て!!!)


目を瞑り、心の中でヘールを呼ぶ。

「はい、なんでしょうか?」

そのハスキーな声にハッとして目を開けると、案の定ヘールがいた。


「ヘール、サイコパスゲームについて、詳しく教えて」

「え?いいですけど...

めんどくさいんで、このプリント、あげちゃいますね」

ヘールがフトコロから再びサイコパスゲームのプリントを取り出した。


あたしはそれをゆっくりと目で追っていく。

すべて読み終えた時、ヘールに質問をした。


「あのさ、あたし以外のメンバーって誰?」

ずっとしたかった質問だ。


ヘールはすこし間を置いたあと、答えてくれた。

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