明紫ん家のごはん
・サンドイッチ


 ・サンドイッチ


 ねえ、知ってる?サンドイッチって、何挟んでもサンドイッチになるんですよ。

 ってそんなこと知ってるわ!!とお叱りを受けそうですが、この単純な当たり前を私は大人になるまで理解してませんでした。サンドイッチといえば、所謂「喫茶店のサンドイッチ」ですよね、あれを指すと思ってたんです!

 ふわふわのパンに挟まれたのは、レタスにトマトときゅうり(作品の宣伝ではありませんのことよ)!ツナや卵などが挟まれた、優しくて美味しいもの。あれです。ミックスサンドとかそういう名前のやつ。

 だけどちょっとばかり行っていたロンドンではサンドイッチといえばパンにきゅうりだけーとか、パンにジャムだけーとか、パンに卵焼いたのだけーとか。発祥の地でそれでいいのかっ!?と突っ込みたくなるような材料の乏しいものだったんです。うっすいのよ!だってきゅうりがぺろっと一枚挟まれてるだけなんだもん!塩味で、しかもそれが夕食に出て、それで終わり、とかもあるし。

 朝食昼食夕食と、手をかえ品をかえ色んなご飯を食べる飽食の日本人には中々ショックな体験です。

 そこで私は気がついた!

 そうか!サンドイッチって、何挟んでも、そして中身がどんなものでもいいのか!と。ようするにパンで挟めばサンドイッチと呼べるらしい。ふっふっふ・・・そうだったのね!

 つか、よく考えたらサンドイッチはサンドイッチ伯爵が趣味のチェスをするのに片手で手軽につまめるものを、と思って出来た料理らしいですから、そら薄いペラペラ~のものであるのは納得なんですよね。両手を使わないと食べられなかったら、そもそもチェスは出来ないではないか!

 まあそれはいいとして。

 とにかく、その真理(?)に気がついて以来、私は自由に、のびのび~とサンドイッチを作るようになりました。面倒くさい作業はほとんどしないで済むやり方と材料で。だって本当のところ、切るのも面倒ですからね・・・。

 そんなわけで、我が家のサンドイッチです。

 関東の方は食パンで8枚切りというのが普通にあるそうですが、関西では食パンといえば4枚、5枚、6枚です。太いのが好みらしい。だけど我が家愛用の業務スーパーには8枚切りが一袋68円で売っているので、朝食にパンを2枚は食べる野郎(すんません、夫です)を誤魔化すために8枚切りを愛用しているのです。

 でもサンドイッチにするにはちょっと太い・・・。しかしサンドイッチ用のパンはそれだけで高い。だから買わない。と、いうわけで、我が家のサンドイッチはこの8枚切りの食パンを使います。

 ①パンを開けておく

 そのまんま。パンの耳はきっても切らなくてもいいです。もし切る場合は残しておいて、子供らが学校から戻ってきたときに油であげて砂糖をつけ、おやつとして出します。でも耳がついてるとそれだけでボリュームが出ますよね。だからそれでもいい。

 ②材料を挟む。

 これまたそのまんま。だってサンドイッチだもんね。我が家の場合、チーズ、ハム、終わり!です。ケチャップが多い。チーズのせてケチャップをかけ、ハムをのせてパンで閉じる。そのままトースターで焼いてホットサンドにすればチーズもとけてめちゃうまいですよ。
 昼食によく作るのは、レタス、ハム、マヨネーズ。包丁を使う必要なし!これもパンであわせたら焼きます。そしたらビールにもワインにも合うのだ!

 で、書きたいポイントとしてはこれです。

 子供らと自分だけ~とかの気軽な昼食ならね、ケチャップバーションとマヨネーズバージョンをそれぞれ作って包丁で切り、皿にのせ、ポテトチップスもつけます。

 ジャジャーン!BLT(では全然ないが)サンド風だよ!と出すわけです。まず、ポテトチップスで子供らは間違いなく喜ぶ。で、食パンで作るとかなりボリュームが出るので、お腹も満足する、ということです。

 サンドイッチじゃないけど、朝食にもいいし軽食にピッタリな食パンのオープンサンドバージョンを書いておきましょう。

 ・パンの表面をマヨネーズで周囲をかこって卵を落としいれ、トースターで焼く。これ最高。卵がいい具合に半熟で食べにくいけれども幸せになれます。

 ・夕べの残りでコロッケがあれば、それをフォークで潰してパンの上にのせ、焼いてからソースをかけて食べる。これもうまあ~い!まあオープンなだけでコロッケパンですわ。ええ、そのまんま。

 ・同じく夕べの残りでポテトサラダがあれば、それもパンにのっけ、なんならチーズものっけて焼く。私は更にマヨネーズも追加しますけど、それはまあ体にはよくないからおすすめはしません。うまいけど。味が濃くて。

 以上、ビールもワインも止まらないぞ!のサンドイッチ・・・というか、パンご飯でした。

 これってカロリーとりすぎじゃね!?と思う方は、日中に思う存分体を動かしてくださいませ。




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