指先の恋
ある日、私は思い切って打ち明けた。

彼氏からDVを受けるようになっていたこと。
母に言われた言葉。
自害行為。
レイプされたこと。
セフレのこと。

そんな私に、彼は今までと変わらず優しく接してくれた。

私は、不安に思い聞いてみた。
「汚いと思わないの?」
その質問に彼は、
「なんで、汚いの?
 ちょっと、道踏み外した だけじゃん。」
その言葉が嬉しかった。
< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop