闇姫
すると、この人たちなら信じられそう。
そんな気持ちが芽生えてきた。
ここにいるみんなに全て話そう。
そう思い、みんなの前に立ち、口をひらく。
「みんなに報告があります。」
ざわザワザワ。
「実は私、変装してます。」
そう言い、かつらを取る。
カラコンも、化粧も。
「ようやく、正体を明かしたか。」
叶と大河は冷静だけど、
みんなが驚く。
「みんなが見てわかる通り、私、闇姫なの。
今まで黙っててごめん。
だから、変装してたの。」
まだみんな、信じられないみたい。
メンバーの一人が口を開く。
「じゃあ、肩の桜の刺青みせて。」
そう、闇姫には肩に桜の刺青が入っている。
私が肩の桜の刺青を見せるとみんなが悲鳴を上げる。
本物の闇姫じゃん!ってね。
みんなが興奮してる。
みんなからすれば闇姫は神様的な存在らしいからね。