ヤンキーやめます!
そんな話をした去年の夏。
その後パパに無理矢理いれられた塾で、死ぬほど勉強させられた。
学校みたいにサボろうとしたけど、パパの野郎、塾の人に事情を説明してあたしがサボってたら居場所を突き止めて塾まで引っ張っていきやがった。
そのせいで勉強せざるを得なくなり、幸い元から頭の良かったあたしは新山高校に受かった。
よくつるんでた仲間達はみんな新山高校とは反対に1、2を争うような高校に行った。
そいつらにはめちゃめちゃ笑われたし、信じてくれない奴も半分くらいはいた。
あたしだって笑っちゃうくらい信じられなかった。
それに、似たもの同士の仲間たちと同じ高校に行けなかったのは、少しさみしい気持ちもあった。