空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~

5

それが見付かってしまったのは、夏休みに入って一週間が経ったある日のことだった。


その時に向けて部屋の片付けをしている時に、昴が見付けてしまったのだ。


「ん、これって……」


「!」


昴が指さしていたのは、机の上に置かれていた蒼色のガラス容器だ。


透き通るような、空に溶けるような色合いの、『Starry sky』。


夏の星空をイメージした、フレグランスだ。


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