空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~
6
八月の最初の週。
私たちは近場にある海にやって来ていた。
メンバーは、紗英、涼くん、私の三人と、クラスの別のグループの男女数人。
『ねえ、海に行きたくない?』
始まりは、紗英のその言葉だった。
紗英の家でいっしょに宿題をしていた時に、おもむろにそう口にしたのだ。
『うん、そうだよ、夏といえばやっぱり海だよね。こんな風に、部屋にこもって宿題とかやってる場合じゃないよ。涼くんとか、透くんとか、茜とか由香里とか響子とか誘って、行こうよ!』
紗英の行動力は目をみはるようなもので、その日のうちに涼くんとクラスの数人と約束を取り付けてしまった。
それが、ほんの一昨日のことだ。
そうして、私たちは、夏の海にいる。
私たちは近場にある海にやって来ていた。
メンバーは、紗英、涼くん、私の三人と、クラスの別のグループの男女数人。
『ねえ、海に行きたくない?』
始まりは、紗英のその言葉だった。
紗英の家でいっしょに宿題をしていた時に、おもむろにそう口にしたのだ。
『うん、そうだよ、夏といえばやっぱり海だよね。こんな風に、部屋にこもって宿題とかやってる場合じゃないよ。涼くんとか、透くんとか、茜とか由香里とか響子とか誘って、行こうよ!』
紗英の行動力は目をみはるようなもので、その日のうちに涼くんとクラスの数人と約束を取り付けてしまった。
それが、ほんの一昨日のことだ。
そうして、私たちは、夏の海にいる。