空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~

8

「……昴?」


朝、目が覚めて、最初に覚えたのは違和感だった。


いつもだったらそこに浮かんでいるはずの昴の姿が、ない。


嫌な予感がした。


今までも、時々昴がいなくなることはあった。


でもそれはちょっとした散歩とか、夜中につい星を見に行ってきたとかで、三十分もすればすぐに戻ってきて、その明るい笑顔を見せてくれた。


だけど今回は違う。


三十分しても、一時間しても……一日経っても、昴は戻ってこなかった。




「どこに行ったの、昴……?」


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