空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~
そんなことがあったからかもしれない。


昨日の今日だというのに、その日も夜の屋上に行ってしまった。


もちろん家にいたくないというのもあった。


今日もまた、お父さんとお母さんは大声で言い争いをしていたから。


でもそれよりも何よりも、一ノ瀬くんに会いたかった。


その日も、屋上の扉は開いていた。


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