空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~
「なあ、今日の帰り、どっか寄ってかねぇ?」


「……うん、いいよ」


「あたし、銀果堂も行きたいな。ね、梨沙?」


「うん、いきたい」





「悪い梨沙! 国語のノート写させてくんない?」


「国語の? いいよ」


「助かる! 今日俺、当たる日なんだわ」


「……昴、仁科に頼るのもいいけど、ちゃんと勉強しないと期末で泣くよ」


「う、それは……」


「ねえねえ涼くん! 国語のノート写させて!」


「……こっちにもいた」


「? 何のこと、梨沙?」


「あはは……」





「ねえねえ、夏休みになったら海に行こうよ! 海水浴だー!」


「お、海か。いいな」


「……うん」


「じゃあ決まりね。梨沙、いっしょに水着買いに行こうね!」


「うん、いこういこう」


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