命短き、花初恋。
夏休みの前日








余命は残り1ヶ月。








僕はいつも通り、彼女に言う。








「水元さん。」








「はい。」








「この人の作品を探しているんだけど…」








「それなら、こっちですよ。」








そう言って、僕を案内する。








彼女の背中に抱きつきたいと思った。








静かな図書室。








本棚の影にいるから、








2人っきりだ。








「あの…宮崎くん。」








「なに?」








「好きです!」








あ、








やっぱ、可愛いわ。


















舞音side end
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