命短き、花初恋。
その後、救護室に運ばれ、
私は、舞音くんに薬を飲ませた。
しばらくすると、舞音くんは寝てしまった。
規則正しい寝息をたてて。
私は膝に舞音くんの重みを感じながら思っ
た。
なぜ、彼は病院に行かないのだろうか。
なぜ、そんなにも拒んだのだろうか。
…果たして、私がその事を聞いても良いのだ
ろうか。
「…桜…?」
「舞音くん…」
舞音くんが弱そうな笑みを浮かべる。
「…大好きな人が目覚めた時に目の前にいる
のは…とっても嬉しいね。」
「…そう言ってもらえると、嬉しいです。」
「…ごめんね。心配かけて。」
「…いえ、大丈夫です。でも。今日は、帰り
ましょう。」
「…うん。」
「着替え、られますか…?」
「何?できない、って言ったら着替えさせて
くれるの?」
「…いいですよ。」
「…本気?」
「ええ。」
「…してもらいたいけど、今は恥ずかしいか
な。」
「ですね。」
「じゃあ、俺は着替えてくるね。」
私は、舞音くんに薬を飲ませた。
しばらくすると、舞音くんは寝てしまった。
規則正しい寝息をたてて。
私は膝に舞音くんの重みを感じながら思っ
た。
なぜ、彼は病院に行かないのだろうか。
なぜ、そんなにも拒んだのだろうか。
…果たして、私がその事を聞いても良いのだ
ろうか。
「…桜…?」
「舞音くん…」
舞音くんが弱そうな笑みを浮かべる。
「…大好きな人が目覚めた時に目の前にいる
のは…とっても嬉しいね。」
「…そう言ってもらえると、嬉しいです。」
「…ごめんね。心配かけて。」
「…いえ、大丈夫です。でも。今日は、帰り
ましょう。」
「…うん。」
「着替え、られますか…?」
「何?できない、って言ったら着替えさせて
くれるの?」
「…いいですよ。」
「…本気?」
「ええ。」
「…してもらいたいけど、今は恥ずかしいか
な。」
「ですね。」
「じゃあ、俺は着替えてくるね。」