命短き、花初恋。

お泊まり










「ここが、舞音くんのお家…」








「うん。」








「1人で住んでるんですか?」








「うん。」








「そうなんですか…」








お家は、マンションで








1人で住むのは広すぎるお家だった。








「寂しく、ないですか…?」








「うん。もう慣れたし、今日は桜がいるか








ら。」








「…」








舞音くんは鍵を開ける。








ガチャりっ…








ドアが開く。








「どーぞ。」








「お邪魔、します…」








私は靴を脱ぎ、部屋に入る。








部屋の中は必要最低限の物はなく、








男の子の部屋なのに、とっても綺麗だっ








た。








「何にもないでしょ。」








「何にもないっていうか…綺麗ですね。」








私は、まじまじと部屋を見つめる。








「あの…桜?あんまり、ガン見しないで…恥ず








かしいから…」








「いえ…こんな事言うのもあれなんですが…」








「なに?」








「…こんなに探しても、いかがわしい本はな








さそうですね。」








「あるわけないじゃん!そんな本面白くない








し…それに、桜以外の女見ても、そそらない








から…」








「!」








「ああ!俺、風呂入ってくるから!」








そう言って、舞音くんはお風呂に入ってし








まう。








私は、ベットに腰掛けてみる。








「…」








ここでいつも、舞音くんが寝てて…








そう思うと、なんだか恥ずかしくなってき








た…








でも…








私は、ベットに寝っ転がってみる。








調子に乗り過ぎかなっ…?








でも…








舞音くんのベットから








舞音くんの優しい香りが、私の身を包む。








そのまま、寝てしまった。
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