命短き、花初恋。
「桜…?何で泣くの?」








「え…?」








気が付くと涙を流していた。








「どう、して…」








「何かあった?」








「どうして、ですか…?」








「?」








「どうして、舞音くんが死ななくちゃならな








いんですか…?」








「桜…」








「嫌です…私、嫌ですっ!何で、何で舞音く








ん何ですか?こんなにも幸せなのに、こん








なにも好きなのに!どうして…どう、して…」








「桜。聞いて。」








舞音くんは真面目な顔をして私に向き直る。








「僕は、桜の笑顔が好きだよ。」








「ん…」








「…僕は、死ぬが怖くない訳じゃない。桜と








も離れたくない。出来れば、一緒にいたい








よ。でも、最期の1ヶ月だけでも桜と過ご








せて良かったと思ってる。」








「そんな事…」








「桜。別れよう…」
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