命短き、花初恋。
腕を掴まれる。








そして








「んっ…!」








強引にキスされる。








噛み付かれるような、








キス。








「やめ、っ…て」








舌が絡みつき、








濡れた音が、頭の中に響く。








こんなの…








こんな、の…私の知ってる舞音くんじゃな








いよ…








「桜…」








押し倒され








手足の自由も奪われて、








身動きが取れない。








涙が零れる。








「こわ、いっ…」








すると、舞音くんの手の力が緩む。








パシンッ!








私は、舞音くんの頬を叩く。








「最、低っ…!」








私は、脱がされかかった衣服を整え








走って家から出た。
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