命短き、花初恋。









「おい、水元!」








「はい!」








部長が私を呼ぶ。








「最近、里倉先生が調子いいみたいじゃない








か。さすが、水元だな。」








「ありがとうございます。」








「表現が、豊かだね。」








「私も、担当していてやりがいを感じていま








す。」








「それは、良かった…それはそうと。お前、








健康診断は受けたか?」








「いえ。書類はいただきましたが、まだ診察








は受けていません。」








「そうか。一応、この会社は健康診断は義務








化されてるからな。まぁ、お前は若いから








まだ何も引っかからないと思うけどな。」








「そうですね。」








私はこの時、気付かなかった。








私に、








































タイムリミットが迫っていた事を。
< 43 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop