命短き、花初恋。
「ふーっ…」
疲れたなぁ…
私は自販機で水を買う。
そして、ポーチから薬を取り出す。
癌の薬だ。
正確には痛み止め。
私は水と一緒に薬を飲み込む。
ああ。
私は本当に死んでしまうのだろうか。
「…仕事、戻ろ。」
私は仕事に戻る事にした。
まだやり残した仕事は山積みだ。
イラストレーターと話し合って、里倉先生
の小説の表紙絵のお願いしなくちゃだし、
前の作品の重版も頼まないとだし、
他にも色々ある。
死ぬまでに
やらなきゃ。