命短き、花初恋。
「…舞音くん。」








「…」








言葉が出なかった。








「久しぶり、だね。」








「桜ー。りんご買ってきたよー…」








「お母、さん…」








「…どちら様?」








「…宮崎 舞音さん。私の、好きな人だよ。」








「あら…こんにちは。桜が、お世話になりま








した…」








「いえ…」








「お母さん。舞音くんと話したいから、車椅








子出してくれる?屋上、行きたいな。」








「わかったわ。」








「舞音くん。話そう。」








「うん。」
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