命短き、花初恋。
僕達は病室に戻った。
「舞音、さん。」
「あ…」
桜のお母さんだった。
「少し、2人でお話しませんか?」
「…わかりました。」
「じゃあ、場所を移しましょう。」
そう言って来たのは、病院の談話室だった。
「…あなたの話、聞いてたのよ。実際に会っ
てみたら、とっても男前なのね。羨ましい
わ。」
「いえ…」
「…ありがとうね…桜と出会ってくれて…」
「こちらこそ、ですよ。」
「…まだ、お若いのよね。桜が死んだら…また
新しい女性を見つけていいからね…」
「…それは、出来そうにありません。」
「…」
「僕は、何があっても…僕が死ぬまで、彼女
を愛します。」
「…ありがとう…ありがとうね…」
そう言って、桜のお母さんは涙を零す。
「それじゃあ…私からのお願いなんだけど…」
「…なんですか?」
「しばらく、桜と一緒にいて欲しいの…きっ
と最期に一緒にいて欲しいのは、私じゃな
くて、あなただと思うの。」
「…わかりました。」
「舞音、さん。」
「あ…」
桜のお母さんだった。
「少し、2人でお話しませんか?」
「…わかりました。」
「じゃあ、場所を移しましょう。」
そう言って来たのは、病院の談話室だった。
「…あなたの話、聞いてたのよ。実際に会っ
てみたら、とっても男前なのね。羨ましい
わ。」
「いえ…」
「…ありがとうね…桜と出会ってくれて…」
「こちらこそ、ですよ。」
「…まだ、お若いのよね。桜が死んだら…また
新しい女性を見つけていいからね…」
「…それは、出来そうにありません。」
「…」
「僕は、何があっても…僕が死ぬまで、彼女
を愛します。」
「…ありがとう…ありがとうね…」
そう言って、桜のお母さんは涙を零す。
「それじゃあ…私からのお願いなんだけど…」
「…なんですか?」
「しばらく、桜と一緒にいて欲しいの…きっ
と最期に一緒にいて欲しいのは、私じゃな
くて、あなただと思うの。」
「…わかりました。」