不器用なコイビト。
「ちょっ…大ちゃん!?」
「ねぇ、じゃあさ……そんな彼氏とはさっさと別れて俺と付き合わない?」
「大ちゃん…」
隆介とさっさとワカレテ…?
別れるって思っただけでこんなにも胸が痛い。
ねぇ、隆介
私はまだこんなにも隆介が好きなんだよ…。
それでも、もう好きじゃないならー…。
「大ちゃん、ごめん」
「え?」
「私、やっぱり好きなの」
そう言うと、私は大ちゃんを引き離してその焼肉屋を急いで後にした。
「ちー!!……っ」
バッ!!
会いたい。
会って、伝えたい事があるよ…。