不器用なコイビト。
「…馬鹿馬鹿馬鹿!!!」
「え?」
「神崎さん、わざわざありがとう」
「????いえ…」
神崎さんに笑顔でそう言うと、私は立ち上がって男子の方に向かった。
伝えなきゃ。
そして1発ぶん殴っちゃる!!!
めんどいな、男子と女子が別々って…(汗
そう思いながら、男子の方へと向かった私は早速隆介を探した。
でもなかなか見つからなくて…。
「ねぇ、隆介知らない?」
「隆介?隆介なら保健室だよ」
「ー…え?」
「なんか怪我しちゃったみたいで」
「!!」
うそ…。
怪我?
「ありがとう」
ダッ!!!
男子にお礼を言って、私は急いで保健室へと向かった。