この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
「本当に熱は無さそうだね。それに、何かいいことあった?スッキリした顔してる」
「ひゃっ」
棗くんが私にズイッと顔を近づける。
それにパニックになりながら、体を仰け反らせた。
「ごめん、刺激が強すぎたな」
「い、いえ……」
棗くん、これわざとやってないかな……。
棗くんは、赤くなる私の顔を見て、確信的な笑顔を浮かべてる。
「ごめん、可愛くって」
「か、からかわないで下さい……」
「ははっ、でも……顔色が良いのは本当だよ」
それは……あの夢のおかげかもしれない。
あの幸せな日々が、私のするべきことに気づかせてくれた。