この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
Episode6:Happy Birthday
【美羽side】
***
学校での昼休み。
私はいつも通り真琴ちゃんと裏庭でお弁当を食べていた。
「美羽、風邪がよくなって良かったな」
「うん!真琴ちゃん、メールありがとう」
実は、学校休んだ日に真琴ちゃんから私を心配するメールが来ていたのだ。
風邪で携帯を見る余裕も無かったけど……。
「これ、どうぞ」
親友からの気遣いに私は、お弁当の唐揚げをおすそ分けした。
「お、ありがと。それより、美羽、最近棗先輩とは……」
「あ……美羽!」
何か言いかけた真琴ちゃんの言葉を遮って、こちらへ走ってくるの誰か。
それは、やけに焦った様子の棗くんだった。
「な、棗くんっ!?」
「悪いけど、ここに匿ってくれると嬉しいな」
そう言って、私たちの座るベンチの後ろにしゃがみ込む。
それと同時に、ドタドタと大勢の足音が聞こえてきた。
***
学校での昼休み。
私はいつも通り真琴ちゃんと裏庭でお弁当を食べていた。
「美羽、風邪がよくなって良かったな」
「うん!真琴ちゃん、メールありがとう」
実は、学校休んだ日に真琴ちゃんから私を心配するメールが来ていたのだ。
風邪で携帯を見る余裕も無かったけど……。
「これ、どうぞ」
親友からの気遣いに私は、お弁当の唐揚げをおすそ分けした。
「お、ありがと。それより、美羽、最近棗先輩とは……」
「あ……美羽!」
何か言いかけた真琴ちゃんの言葉を遮って、こちらへ走ってくるの誰か。
それは、やけに焦った様子の棗くんだった。
「な、棗くんっ!?」
「悪いけど、ここに匿ってくれると嬉しいな」
そう言って、私たちの座るベンチの後ろにしゃがみ込む。
それと同時に、ドタドタと大勢の足音が聞こえてきた。