この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
Episode8:果たされた約束
【棗side】
約一年前、寒さはピークを迎える2月のこと。
高校一年の俺は、今日ある入試の係になってしまった。
マフラーを巻いて、コートを羽織った俺は、寒空の下、高校への道のりを歩いていた。
「はぁ……」
息が白いな……。
空には分厚い雲……雪でも降りそうだ。
「あー、緊張するね!」
「うんうん、私手が震えてきたよ~」
俺の横を、中学校の制服を着た女の子たちが追い越す。
今日の受験生かな……。
一年前は俺もあの中の一員だったんだと思うと、時の流れは流れは早いなと思う。
気づけば4月で二年生になるんだからな。
そんなことを考えながら道路沿いの道を歩いていると……。
約一年前、寒さはピークを迎える2月のこと。
高校一年の俺は、今日ある入試の係になってしまった。
マフラーを巻いて、コートを羽織った俺は、寒空の下、高校への道のりを歩いていた。
「はぁ……」
息が白いな……。
空には分厚い雲……雪でも降りそうだ。
「あー、緊張するね!」
「うんうん、私手が震えてきたよ~」
俺の横を、中学校の制服を着た女の子たちが追い越す。
今日の受験生かな……。
一年前は俺もあの中の一員だったんだと思うと、時の流れは流れは早いなと思う。
気づけば4月で二年生になるんだからな。
そんなことを考えながら道路沿いの道を歩いていると……。