Love Birthday‥~約束~
「中嶋先生って実は優しいんですね」
「実はってなによ!
もしかして私のこと怖いと思ってたの?」
彼の顔に『やばっ!』って文字がはっきりと書かれたように
彼の目が大きく見開いた。
「あっ、すみません。
第一印象が怖かったんで……」
「もう。私は優しい人間です!」
わざと頬を膨らませ彼を困らせてみた。
まあ、彼の受けた印象は間違ってないんだけどね。
あの時、確かに私は冷たい態度をとってたから。
「ごめっ‥すみません!
今はとても優しい人だと思ってます!」
慌てて起き上がり私に謝る彼の姿に
私は笑みが零れた。
凄く正直な人なんだな…って思ったんだ。