Love Birthday‥~約束~
言えない‥
国家試験を終えた俺は、毎日リハビリを中心に過ごしていた。
だけど、どうしても考えてしまう
愛実のこと……。
特に夜になると愛実のことが頭から離れなかった。
そんなある日、夕食を食べ終えた俺の前に
突然青木先生が現れた。
「よお!」
「あれ? 青木先生まだ病院にいたんですか?」
「ああ、おまえにプレゼントを渡すためにな」
青木先生は俺の肩をポンポンッと二回叩き俺の手をとった。
「黙って受け取れ」
ええっ!!??
エロ本――!!??
手の上に乗せられた数冊のエロ本。
唖然とした顔の俺に、青木先生は真顔で言った。
「一人の夜は寂しいだろ?」
いや……エロ本を前にそんな真顔で話されても困るんですけど……。