Love Birthday‥~約束~
「やったー!!!!」
病室だということも忘れ、俺は両手に力を入れて叫んだ。
その声に驚いて霧島先生が病室に駆け込んできた。
「何かあったのか!?」
「先生!! 足が動くよ、ほら……!!」
俺は何度も足を動かして見せた。
嬉しくて、嬉しくて
他にも人が来ていることに気づきもしていなかった。
「よかったな!!」
その言葉に顔をあげると、
病室には、霧島先生と理学療法士の先生たちが集まっていた。