Love Birthday‥~約束~
みんなが病室を出た後、中嶋先生がもう一度病室に訪れた。
「良かったね」
「はい。嬉しいことがいっぺんに起こって怖いぐらいです」
「ここで運を使ったから国家試験はやばいかもね」
「うわ!! それを今言うんですか~」
「ふふ。冗談だよ」
「冗談になりませんよ~!」
布団の中にもぐった俺に、中嶋先生が優しく言った。
「ごめんね」
「許しません」
「も~、ごめんってば~!」
布団の上から俺の体を揺する中嶋先生。
俺は驚かせるつもりでいきなり布団から顔を出した。