Love Birthday‥~約束~
やっぱり私、周りに辛そうって思われてるんだ……。
なんか、いやだな……。
自分の弱さを見られてるみたいでいや。
けど、
だけど……
そんな私に気づいてくれてた安井を、
私は嬉しく思った。
弱い自分は見せたくないけど、安井の優しさが胸に沁みたから。
「私なんかじゃ役に立たないけど、吉田に泣かされた時は言って下さい!!
私が妬きいれてやりますから!!」
両手を拳にして、力強く私に見せる安井。
その安井の小さな手が、どれだけ私の寂しさを埋めてくれたことか……。
「ありがとう」
気がつくと、私は両目一杯に涙を溜めていた。