Love Birthday‥~約束~
「ちょっと~!
人がせっかく真剣に話してるのに、その音なんとかしてよ!」
「だって‥!
中嶋先生の代わりに重労働したからだよ!
‥あっ! すみません、今俺タメ口きいちゃった」
咄嗟に手で口を塞いだ彼の顔が赤く染まる。
そんな彼の姿がかわいく思えた。
「まあ、確かに今日はいっぱい動いてもらったからね。
お礼にご飯おごるよ」
「え!?いや、いいですよ。
本当は大した動いてないし」
「私とご飯たべるのいやなの?」
「やっ、そんなことないですけど……」
本当に正直な人。
顔が明らかに困ってる。
だけど私は、半ば強引に彼を誘って一緒にご飯を食べることにした。
病院外での彼を見てみたかったから。