Love Birthday‥~約束~
二人で話していると部屋のチャイムが鳴り、高木がすぐに「開いてるよ」って返事した。
するとすぐにドアの向こうから理子ちゃんが現れた。
「久しぶり!」
前より髪を長く伸ばして大人っぽくなった理子ちゃんが、笑顔で部屋に入ってきた。
「久しぶり」
俺は笑顔で返事をしながら、きっと理子ちゃんは長い間愛実のことを心配してたんだろうなって感じた。
だけど、そんな思いを俺には見せずに微笑んでる。
女の友情も強いんだな……。
「高木君、早かったね」
「理子こそ」
「やっぱりずっと愛実達のこと心配してたんでしょ~」
「違うよっ!」
きっと想いは繋がってるのに、まだ友達のままの二人のやりとりが微笑ましかった。
二人には、素直に想いをぶつけてほしい。
そんな思いで二人を見ていると、またチャイムが鳴り
今度は返事をする前にドアが開いた。