Love Birthday‥~約束~
「キャ~ 久しぶり~!」
突然現れたハイテンションな久美子ちゃんに、俺はテーブルに着いていた肘がずり落ちそうになった。
くっ、久美子ちゃん!?
きらびやかなネイルや化粧に、俺は目が点になった。
美容師になったってことは聞いてたけど、こんなに派手になってるとは……。
久美子ちゃんの後ろにいる小百合ちゃんが清楚なせいかな?
俺は二人に手を上げて微笑んだ。
久美子ちゃんが買ってきてくれたビールとつまみを、女の子3人ががテーブルに準備してくれている間、
俺と高木は携帯番号を赤外線で受信し合った。
俺が携帯を変えたばかりに、高木は何度も俺と連絡を取ろうとしたけど取れなかったらしい。
もう二度と消さない。
そう誓って高木のアドレスを登録した。
「そろそろ愛実が帰ってくる頃じゃない?」
理子ちゃんが腕時計に目を向けながらそう言った時、
玄関のドアがガチャッと開いた。