Love Birthday‥~約束~
「小百合、ルミちゃんは拓海先輩が見てくれてるの?」
「うん。吉田君が帰って来てるって言ったら早く帰ってきてくれたんだ」
「相変わらず優しいね、拓海先輩」
「いいな~」
女の子達の会話を聞いてる俺と高木は、目を合わせて笑った。
女の子仲良し4人組みも相変わらず仲が良いんだな……。
なんだか凄く嬉しかった。
それからみんなで他愛のない話で盛り上がった。
まるで高校時代に戻ったみたいに。
こんなふうに学生時代のことを話せる仲間がいるって幸せだな……。
俺は弱いのにビールを3杯も飲んだ。
「ねえ、愛実と吉田君て、どうしてくっつくまでにこんなに時間がかかったの?」
アルコールを飲んでもいないのに、ぎょっとする質問をする久美子ちゃん。
俺は焦ってビールを吹き出しそうになった。