ストロベリーパフェ/チョコレートパフェ
ちなみに私は「氷の女王様」とか陰で呼ばれてるけど、副会長してるあいつは「鬼の副会長」とか呼ばれてる。
だけどこのあだ名、反対だと思うのは私だけ?
まあ、そんな惟嘉だけど。
昔っから私のいうことだけは聞いてくれる。
無理難題を押しつけても、若干嫌そうな顔はするものの、ちゃんと叶えてくれる。
だから私は惟嘉のことか……べ、別に好きとかじゃないんだからね!
その日の放課後、職員室によって生徒会室に向かう途中の中庭に、惟嘉がいた。
「よし……」
声を掛けかけて、慌ててやめた。
惟嘉の目の前には一年下の女生徒がいたから。
「好きです。
付き合ってください」
「俺、誰とも付き合うつもりないんだけど」
メタルフレームの眼鏡の奥の、軽蔑するような冷たい眼差し。
女生徒はきつく閉じた唇をわなわなと震わせると、走り去ってしまった。
だけどこのあだ名、反対だと思うのは私だけ?
まあ、そんな惟嘉だけど。
昔っから私のいうことだけは聞いてくれる。
無理難題を押しつけても、若干嫌そうな顔はするものの、ちゃんと叶えてくれる。
だから私は惟嘉のことか……べ、別に好きとかじゃないんだからね!
その日の放課後、職員室によって生徒会室に向かう途中の中庭に、惟嘉がいた。
「よし……」
声を掛けかけて、慌ててやめた。
惟嘉の目の前には一年下の女生徒がいたから。
「好きです。
付き合ってください」
「俺、誰とも付き合うつもりないんだけど」
メタルフレームの眼鏡の奥の、軽蔑するような冷たい眼差し。
女生徒はきつく閉じた唇をわなわなと震わせると、走り去ってしまった。