私は眠りにつく、また今日も君のことを想って
❀❀❀
塾初日はなんとか無事終わった。
あー早く先生の名前覚えないと…。知ってる人も全然いなかったよ、はぁぁ。
「…さん。…さかさん。咲坂さぁん?」
「あ!!!はい!!!」
前を見ると見覚えのない先生がいた。
「これさっきの先生が君に渡すように言ってたから、はいどぉぞ!」
「あ、ありがとうございます…。」
先生がぶら下げている名札をじーっと見ていると、
「野田和泉です。特に英語と理系科目教えてるよ。今日は担当じゃなかったけどよろしく!」
改めて見てみると俗に言うイケメンで、おっとりしてそうな顔立ちをしていた。なんて言うか髪色も
「…ゴールデンレトリバーみたい。」
「ん?ゴールデンレトリバー?僕?」
「あ、や!いや!なんでもないです!」
「んふふ。面白いね咲坂さん。」
「や、ほんと…ごめんなさい。」
「んーん。気にしないで。ゴールデンレトリバーってことは、人懐っこい感じでしょ?」
「あと、髪色が…。」
「あー塾の先生っぽくないよね(笑)来年就職活動だから今のうちにね。ま、若気の至りってやつ?」
ふふっと人懐っこい笑みを浮かべる。
「あ、もう帰んなきゃね。じゃ気をつけて。」
バイバイと顔の横で手を振る先生。
多分この頃から先生の事をちょっとずつ気になり始めていたのかもしれない。
塾初日はなんとか無事終わった。
あー早く先生の名前覚えないと…。知ってる人も全然いなかったよ、はぁぁ。
「…さん。…さかさん。咲坂さぁん?」
「あ!!!はい!!!」
前を見ると見覚えのない先生がいた。
「これさっきの先生が君に渡すように言ってたから、はいどぉぞ!」
「あ、ありがとうございます…。」
先生がぶら下げている名札をじーっと見ていると、
「野田和泉です。特に英語と理系科目教えてるよ。今日は担当じゃなかったけどよろしく!」
改めて見てみると俗に言うイケメンで、おっとりしてそうな顔立ちをしていた。なんて言うか髪色も
「…ゴールデンレトリバーみたい。」
「ん?ゴールデンレトリバー?僕?」
「あ、や!いや!なんでもないです!」
「んふふ。面白いね咲坂さん。」
「や、ほんと…ごめんなさい。」
「んーん。気にしないで。ゴールデンレトリバーってことは、人懐っこい感じでしょ?」
「あと、髪色が…。」
「あー塾の先生っぽくないよね(笑)来年就職活動だから今のうちにね。ま、若気の至りってやつ?」
ふふっと人懐っこい笑みを浮かべる。
「あ、もう帰んなきゃね。じゃ気をつけて。」
バイバイと顔の横で手を振る先生。
多分この頃から先生の事をちょっとずつ気になり始めていたのかもしれない。