コンビニの、奥。
「とにかく、帰りますから。それでは!」

踵を返すと、ぱしっ、と手首を掴まれる。

「いたっ...!暴力だわ!訴えてやるから...」

「蘭子ッッッッッ!」

びくり、と体が跳ねる。

安住さんが突然、怒鳴った。

しかも、あたしの名前を呼び捨てで...。

眉間には皺がこれでもかというくらい寄っている。

「な...に...。突然」

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