私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
「前から思ってたけど身長いくつ?卯月、小さ過ぎじゃね?」
「え……と、……155センチ……。」
「まぢで?そんなちっせぇの?俺と20センチも違うぢゃん!うわー、すげぇ身長差!」
え、え、えぇー?!なな、なんで普通なの!?
というか、勇気振り絞って言ったのに、スルーとか少し傷付く…。変な事言ったから、私の事嫌いになったのかな…。
「あはは……。」
私はズキンと傷んだ自分の気持ちを誤魔化して笑う。
━━━っむに!
「ふえ!?」
「その笑顔やめろって言っただろ。」
「ごふぇんにゃしゃい…。」
頬を掴まれてごめんなさいと上手く喋れない。
そしてその言葉を聞くと春優君は手を離してくれた。
痛い…地味に痛いよ、春優君っ。
私が痛い頬をさすっていると春優君が言う。