私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
夢の始まり
━━━━…ピピピピ。
ベッドの隣の机に置いてある、いつもと同じ時間にセットした目覚ましを片手で止める。
まだ夢見心地の中で時計を見ると、時計の針は6時30分を指している。
私はゆっくりと体を起こして眠い目を擦りながら、見ていた夢を思い出していた。
「同じ夢……。」
最近良く見る夢。
それは知らない男の人の隣で空を眺める夢。
セットされた黒髪に高校の制服着てたから多分私と同じくらいか少し上の年だと思う。
知らない人のはずなのに、何故か安心出来て嬉しそうな私。