私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
「うん、なんか早く目が覚めちゃって。」
「そうなの?お母さん、ちょっとゴミ捨ててくるわね。朝ご飯食べちゃって。」
「はーい。」
私は返事をしながらテーブルにあるお皿のラップをとる。美味しそうな匂いに急にお腹が空いてくる。
裏返してあるお茶碗を手に取り、炊飯器を開けて白ご飯を盛る。箸立てから自分のピンク色の箸を取ると椅子に座った。
「いただきます。」
手を合わせてから朝ご飯を食べ始める。食べながら今日は何するかを考える。
昨日は宿題やらずに寝ちゃったからやらないと。あ、図書館に行って宿題やろう。ちょうど借りていた本返さないといけないし、図書館の方が集中出来るし。
朝ご飯を食べ終えると、お母さんが帰ってきた。
「買い物行くけど未春も行く?」
「ううん。私は図書館行ってくるっ。」
「そう?じゃあ、戸締りだけはちゃんとしてね。」
「はーい。」