私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
お母さんはエプロンを外すと、さっさと用意をして家を出ていった。静まり返った室内の中、食べ終わった食器を片付けると部屋着から着替える。
小さめのトートバッグに借りていた本と宿題を入れて家を出た。
商店街を出て近道の神社をぬける。大きな道から少し奥に入った所にある図書館に着いた。中に入ると、先に借りていた本を返しに行く。
それから学習室に向かい、後ろの隅の席に座った。問題集とノートを広げると問題を解き始める。
始めてから一時間くらいかかって、ようやく宿題を終わらせた私は時計を見た。時計の針は既に十二時を示していた。
「もうお昼か〜。」
私はノートや筆箱をトートバッグに戻すと、借りたい本を選んで1階にあるカフェに移動した。