私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
自分次第
ゆっくりと目を開けると家の天井が視界に入る。目覚ましを止めて起き上がると、一階からお母さんの呼ぶ声が聞こえた。
「未春ー!学校遅れるわよー!」
私は着替えを済ませてから洗面所で顔を洗う。タオルで拭くと、リビングのドアを開けた。
「お母さん、おはよう。」
「おはよう。」
「お父さんもおはよう。」
「ん?ああ、おはよう。」
今日はお父さんも居るんだ。なんだか空気がピリピリしてる。私はすぐに椅子に座ると、目の前の朝ご飯を食べ始める。
気まずいから早く家を出よう。それに登校二日目の今日こそは、絶対に遅刻しない様にしなくちゃ。
食べ終わると等身大の鏡の前に立つ。私だってお年頃だもん。身だしなみチェックくらいする。
スカートの丈は長すぎず短すぎずないか、シワは出来てないか、髪型は変じゃないか、一通り確認する。