私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~

「よし!」


私はソファーに置いたスクールバッグを肩にかけると、食器の片付けをしているお母さんと新聞を読んでいるお父さんに声をかける。


「行ってきまーす。」


二人はバラバラに返事をしたけど、私は構わずに玄関を出た。少し早く出て来たから、今日はバス停までの道を少しゆっくりめに歩いていく。


そんなに遠くないバス停にはすぐに着いた。
バスを待っている間、見た夢の事考えていた。


なんか嫌な夢だったな。
現実にならなければいいけど。
でもなんで弥生君との夢ばっかりなんだろう。
なにか意味があるのかな。


考え事をしていたら、あっという間に学校に着いた。下駄箱で上履きに履き替える。


廊下を歩いて教室に向かう。
ドアを開けるとまだ誰もいなかった。

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