私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~

「ちょっと未春、大丈夫?顔色悪いよ?保健室行く?」


私は心配かけまいと、笑って見せた。


「う、ううん、大丈夫…。お弁当食べよ?」


「わかった。でも、辛くなったらちゃんと言ってね?」


「うん、ありがとう。」


私はお弁当をカバンから出して食べる。
でも、食欲ないなぁ。
私は半分食べてお弁当箱のフタを閉めた。


お昼のあとは体育の授業。
ジャージに着替えて体育館に行くと体は更にだるくなっていた。


この授業には弥生君出るんだ。体育好きなのかな?それより、こんな体調でよりによって体力測定なんて…。もう始まるし具合悪いなんて言えない。


「今日のシャトルランは先に男子からなー。」


ラジカセからリズムのよい音が流れる。
それに合わせて男子が反対のラインまで走る。男子は沢山いるのに弥生君にばかり目がいってしまう。


なんでだろう…私、もしかして弥生君の事…。
そんな事を考えていたら、更に体が熱くなってしまった。

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