私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
「きゃっ!卯月さん!?もう大丈夫なの?」
「あっ!はい、だいぶ回復しました。」
「そっか、よかった〜!あ、そういえば弥生君は?」
先生から弥生君の名前が出てびっくりした。
「え……?弥生君がいたんですか?」
「ええ、さっき私が戻るまで、あなたの事見ててって頼んだのよ。いなかった?」
「いなかったです。」
じゃあ…あの椅子に座ってたのは、香奈子じゃなくて弥生君なの!?
「まぁいいわ。とりあえず、今日は帰って早く休みなさい。」
「はい、ありがとうございました。」
私は先生に頭を下げて保健室を後にした。
教室にカバンを取りに行ってから学校を出る。
バスに乗って無事に家についた。
「ただいま〜…」
リビングを覗くと誰もいなかった。
何処かに出掛けてるのかな?
私は構わず自分の部屋に入ると、カバンを置いてベッドに倒れ込んだ。