私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~

私はバスに揺られながら放課後の作戦を練る。
まずは公園に行かなくちゃ。それから一人で帰る春優君の後をつける。


それから……どうしよう。家から出て来た所をおさえる?それとも家に乗り込む?


考え込んでいると、危うく降りるバス停を通り過ぎてしまう所だった。


学校はいつも通りに何事もなく進んでいった。
思った通り、今日春優君は学校に来ることはなかった。


私は最後の授業のチャイムが鳴ると、急いで荷物をカバンに詰め込んだ。


「あー終わったー!未春、一緒に帰ろー♪」


「ごめん!今日は先帰るね!」


香奈子の誘いを目の前で手を合わせて端的に断る。そしめ走ればギリギリ間に合う、いつもより一つ早いバスに乗るために急いでバス停へ向かう。


無事に乗れたバスを降りると、急ぐ気持ちを抑えつつ歩いていく。

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