私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~

「しゅう、くん?誰なの?」


「私と高校で同じクラスの春優君だよ?私、春優君を助けようとして事故にあったんじゃないの…?」


「未春、何言ってるの?高校入学はまだよ?」


「え……?」


「きっと事故の影響で記憶が混乱してるのでしょう。とにかく明日一日様子を見ましょう。」


「はい、ありがとうございました。」


お父さんとお母さんは先生にお礼を言う。
そのあと先生は病室を出て行った。


「お母さん、今日何日?」


「今日は3月30日よ。とにかく目が覚めてよかったわ。今日はゆっくり寝るのよ?」


「本当によかったよ。父さんは明日は仕事だから来れないけど、ゆっくり休みなさい。」


「ありがとう、お父さん、お母さん。」


お母さん達は病室から出て行った。

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